先週の現職教育(教職員の勉強会)で、音楽科、体育科の他にも指導に留意しなければならない教科があることがわかったと書きました。特に1年生です。例えば1年生の国語科では「音読」や「ひらがなを覚える」時に大きな声を出します。算数科でも声を出します。声を出して学習する場面が1年生では数多くあるんです。しかし、大声を出すと唾液が飛びます。「小さい声で」という指示も、1年生ではなかなか声のコントロールができません。(ここからは中島みゆきの「地上の星」を聴きながらお読みください)
そこで、先週の木曜日にその問題を解決する仕切り板の開発が、堀木Tを中心に始まりました。そしてその日の内に試作品「大声幸(だいせいこう)1号」が完成したのです。段ボールを使って枠を作り、透明なゴミ袋を窓に貼り付け、横にくりぬいたダンボ-ルをつけて立つようにしました。これの優れているところは、使わないときには机の前に倒せるところと、何より安価であると言うことです。しかし、見た目が少し・・・・。
さらに金曜日・土曜日と休みを返上して改良は進みました。その結果「大声幸2号」「大声幸3号」ができあがりました。2号は透明な塩ビ板を使用しています。机の前に蝶番で固定し、ワイヤーを机の両サイドにある荷物かけにひっかけて、倒れないように工夫されています。使わないときには蝶番が役目を発揮して、机の前に倒すことができます。ただ・・・机の表面に蝶番の穴を空けなくてはならないのです。もしもコロナが終息した時に、穴が開いてしまったままなんです。そこで3号が開発されました。3号はは同じく塩ビ板を使い、机の前にL字金を固定し、机とそのL字金の間に塩ビ板を挟み込む仕組みになっています。使わないときにはそっくり取り外すことができます。2号に比べると安くできます。不安定なら、2号と同じようにワイヤーを使うことも可能です。
この「大声幸」が完成すれば、有脇小の子どもたちは、大きな声を出して授業を受けることができるはずです。塩ビ板(アクリル板だと約1000円高い)の入手に時間がかかるようですが、子どもたちが快適に授業をうけられるようにしたいです。
※もちろんマスクは着用します。